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kangen1.jpg
飽きもせずに陶芸の話ばっかりですみませんね。
でももうちょっと続くのじゃよ。

先日の還元の窯出しのときのブツ~デジカメ撮影ver~です。
綺麗に焼きあがってきたのが嬉しくてはしゃいでます。しかもまだ酸化の窯があるんだ! オラわくわくすっぞ!
ちなみに「酸化」「還元」というのは陶器の焼成方法のことです。科学の授業とかでも聞く酸化還元です。釉薬の発色と言うのは化学反応なので、同じ釉薬でも酸素を与えるか酸素を奪うかで色が変わります。大雑把に言うと、酸化だと澄んだ鮮やかな色、還元だとくすんだ渋い色合いになります。
つまり次回はもっとキラキラしたのが出てくる…はず!

と、いう読まなくてもまぁ別に困らない講釈は置いといて。
1枚ずつ簡単な説明つきでお送りします。
kangen2.jpg
いつぞやかの色絵湯呑み
外の主線は鉄絵なので、サビのような風合い…この写真じゃよく分からんな。
内側のラインにはうっすら桜を浮かべてます。
これまた写真では分かりませんが、ピンクの色の部分が一部剥離してます。厚く塗りすぎるとはがれるみたいです。ペンキみたいな感じ。やっぱり下絵の具はがっちり塗るには不向きなみたいです。

kangen3.jpg
伊羅保釉煎茶椀。
これかなり好きだ! マットな質感で、砂のような雰囲気が出ます。
何気に今回作った煎茶椀の中では一番形もいいのです。うふふ。

kangen4.jpg
月白釉煎茶椀。
若干紫がかった淡い青。縁には緋も入って、何となく色っぽいv
読み方が「げっぱく」なのか「つきしろ」なのか未だによくわかりませんww

kangen5.jpg
<上>瑠璃釉煎茶椀
<下>天目釉煎茶椀
青いの! と黒いの!
黒い天目さんは泣きボクロつき…とか言うとセクシー。
本当は釉薬掛けてるときに跳ねちゃったんだけど、白生地+天目じゃ取れないし!ってんで瞬時に「ホクロです。これはホクロさん」ということになった。ちなみに焼く前の天目は血のように真っ赤です。散らかすと軽く殺人現場。

kangen6.jpg
<上>天龍寺釉煎茶椀
<下>織部釉煎茶椀
天龍寺はこの写真だと分かりにくいけど淡いグリーンです。そんなんばっかだ…
下の微妙なえんじ色は還元の織部釉。織部というと濃い緑で有名ですが、還元で焼くとほぼ真逆のこんな色になります。…間違えたんじゃないよ? 今回は織部2個掛けて、酸化還元で一個ずつ焼くだけだからね?

kangen7.jpg
最後に、すこし雰囲気の違うものを。
天目釉煎茶椀<横ボーダー>。
外側の生地の一部があえて露出するように掛けてみた。
なんとなく風情があって、他のきちんとした形のものに比べると、これだけ酒器っぽい。

ちなみにこいつがぶにゃぶにゃしているのは釉薬だけではなく。
kangen8.jpg
この写真をよく見ればわかりますが、歪んでます。高台が完全に斜め上を向いてます。
普通に置いてても、肉眼でわかるレベルで縁に傾斜がついてます。えへへっww
持ってると心が不安定になって「…酔ったかな?」とか思うけど、実は素面でも斜めってるという罠です!
斜めなのは焼く前から気づいてましたが、余りにも見事な斜めっぷりだったので焼いてみたwwなブツです。
まぁ釉薬掛けちゃうと思ったより分からなくなったし、あとはほろ酔いのお供にどうぞ!ってことで(笑)
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陶芸屋目指し実家に出戻って修行の日々。
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