今日学校に行ったら燕の三兄弟はすでに巣立った後でした。
寂しくなるのう…
夕方。テレビをつけたらたまたまブリーチやってて、久々に見てたら斬魄刀擬人化祭りになってて笑いました。どちらかと言うと苦笑いでした。
もう原作何年も読んでいない状態なので、これが原作展開なのかアニメオリジナル展開なのか分かりませんがそれをググッて調べる気力もありません。
とりあえず斬魄刀全部擬人化したら、唯でさえ人数の多い死神とかなりの確率でキャラ被るんじゃね? とは思った。
それでは、関係ない感想が挟まりましたが以下、折りたたみで本命のミスマガ9月号・回帰篇最終回感想です。
メインの特集が密室で坂田やっこさんが描いてて夢幻紳士が最終回って、美味し過ぎない今月号? 美味しいというか、狙い撃ちされてないか私。
密室萌えの世界はありです。OKです。
やっこさんのマンガも時々載ってるけど、幽霊執事って前に載ってたの1年くらい前な気が…。ゆるゆるな雰囲気とラヴリー執事さんが好きなんだけど、単行本出るまでには相当かかりそうだな…
回帰篇が最終回迎えたらとりあえず買うのやめようと思っていたのですが、こんなに充実してると迷ってしまいます。嗚呼。買えば半月は楽しめる(暇なときにちょいちょい読むから)とはいえ、やっぱり840円はちょっと高いよ。
「幽霊船」、後編です。
単行本に収録しても違和感が無いほどナチュラルに前回の続きです。そういえば、前後編16ページ×2だとオリジナルとちょうど同じページ数になるんですね。
フライングすると最終ページ1コマ目の魔実也さんの横顔が好きなのですが、それはさておき内容について語りたい。語ります。
やっぱりラストは変えてきましたね。最終回ですし。
オリジナルとはほぼ真逆のオチです。
「生きてあの家に帰るぐらいならこっちの方がいい!」…もうこの一言に集約されていると思います。読みながら「うん、だよねー」って頷いちゃったし。あれは嫌だよなぁ。
後味の悪さではオリジナルもリメイクもどっこいどっこいですね。むしろ、どっちに転んでも彼女は幸せにはなれないということが証明され、ふたつ合わせて後味の悪さも倍増です。
そんなんで「安心なさい」とか言われても、全然安心できないよ魔実也さん! 死んだ女より生きてる女の方が怖いのは知ってるでしょ!
これってよく考えたら彼女が海に飛びこんじゃったのは魔実也さんのミスなんじゃ…情報を与えるタイミングを誤ったというか、空気が読めてなかったというか。探偵なのに。読者に向けてかっこつけてる場合じゃないよ。照れ隠しか!(笑)
まぁ陸に上がってから言ってたんじゃ生お義母さんが迎えに来ちゃう気もしますが。
しかもよしんばこの場を切り抜けて逃げても、本当に一人じゃ生きていけないんだろうなぁこの子。精神的な意味で。
娘さんの半生についての描写は、とても丁寧に描かれています。
お義母さんの顔怖ぇぇぇ。でも3ページ目と5ページ目の左右対称の顔は不覚にも綺麗だと思ってしまった…ひょ、表現的に綺麗って意味なんだからね! それだけなんだから!(何
憎しみの心理描写を挟んで、縁側を行ったり来たりする演出もいいですね。ところで最近の1ページを大きく2コマに割った構図は紙芝居的な画面だと思っていましたが、映像的な画面なんですね。本当今更ですが。
回想シーンラストの「来客はめったにありませんから奥様の死骸は何日も見つからないでしょう。今でもあの布団に寝ていることでしょう」という台詞も静かな殺人、という風情で結構好きだったのですが、惜しくもカットです。しゅん。
確かにこの後娘さんが罪を思い出し、会話が続くことを考えたら、そこまで入れるとちょっと冗長になってしまう気もするけど。
そして冒頭から仄めかされていたように、船は最初から沈んでいました。文字通りの幽霊船だったわけですが。
暗い船内&回想シーンから海の上に放り出され、どっかで見たことのあるシーンに(笑)タンスってすごいね。
「あなたは人を殺してなどいないのだ」と提示され現れたお義母さんもまた、彼女のイメージによって生み出された影なのでしょうがやっぱこっちのが怖いです。生き生きしてるしね。
「人を殺したかもしれない罪悪感に溺れる」イメージと「自分が殺そうとしたことを知っている当人に責められて生きる」イメージなら、こうなるよな。
でも人を殺そうとしてまで逃げたのに、結局自ら死を選んでしまうというのはやるせない…。
まぁ、本当に逃げることが目的なら殺す必要がないんだしね。義母を殺そうとした時点で、彼女が本当に逃れたかったのは今の境遇とか場所以外のものだったのかな…と思います。
ラスト、生きていても仕方ない、海の底へ行くという彼女に手も差し伸べず見送る魔実也さん…。この表情が好きだ。後悔しているような、考え込んでいるような。
沈んでいく彼女を見送ることと、手を差し伸べることと、どちらかが正しかったのかは分かりません。魔実也さんは見送りました。
でもこういうとき、迷わず引き上げて生きろと言えそうな冒険活劇の得意なあの子のことが、魔実也さんはちょっと羨ましいんじゃないかな…とか思ってしまいました。まったく、失礼な話だ。
この1年、おおと唸ったり、ふむむと頷いたり、本当にいい夢を見させてもらいました。
大好きな連載の終わるときはいつも充実感以上の寂しさを感じるものなのですが。
「ではいずれまた。何処かでお目にかかろう」
この一言だけで、ほくほくした気持ちでページを閉じることが出来ました。本当に、ありがとうございます。
再会を約束する別れというのは素敵ですね。大概生き別れなので(げふんごふん
さし当たっては単行本化が楽しみです♪ 年度内には出たらいいな~
<オマケ>
ちょっと不思議かつ盛大な誤植です。最終回なのに(笑)
携帯写真なのでちょっと分かりにくいですが、丸をした部分に何故か前篇の同じページ・同じ場所の台詞「娘の成長に従い私の猜疑心は強まった」が入っています。
しかも障子の木目に重なって分かりくい感じになっててちょっと怖い(笑) 幽霊船の中に文字の幽霊がっ。
普通に間違ってるとか、キャラ名があべこべになってるとか、台詞が丸々抜けてるとかの誤植は見たことありますが、このパターンは初めて見ました。どうやったらこんな事態が発生するんだろ…?
昔に比べたら雑誌の誤植というものは減った気がしますが、誤植って個人的には嫌いじゃない。「ああ、人の作ったものなんだな」って感じがして。
でも単行本の時には直ってて欲しいな! それとこれとは完全に別問題なので! 頼みますよ早川さん!
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座右の銘は
「マイナージャンルが好きなんじゃない! 好きになるのがたまたまいつもマイナーなだけなんだ!」