切り絵たのっしー
ためしに落書き帳をちぎると分厚かったので(左)、おりがみを買ってみました(右)。
器に描く文様の参考資料のつもりで切り絵の本を買ったのですが、普通に切り絵自体にはまってしまいそうな予感がしてちょっとドキドキですわ。
ちょっと遅くなりましたが、サンデーGX11月号読みきり「オセロ~白と黒~」の感想なんかを折りたたみで。
最近検索履歴に「回帰篇」が増えてますが、まだ買えてません。学祭の合間を見て街まで買いに行こうかまだ迷ってます。だって町までの交通費で回帰篇がもう一冊買えるんだもん…
「つづきを読む」で感想本文です。
サンデーGX本誌は初めて手に取ったのですが、雑誌としてはおっぱい派ですね(どうなのその評価)。
買ったもののまだ半分ぐらいの作品しか読んでません。単行本買ってるの島本和彦さんと榎本ナリコさんだけだしなぁ…。他にも知ってる作家さんやら嫌いな作家さんやらいたけど。
全体的にはちょっと苦手なムードだったので、ぱらぱらめくって葉介先生の絵が目に入ると心底安心します。毎回ほっとします。いや絵的に浮いてるとかそういう話じゃなくて。浮いてるけど。まさに宙に浮くが如し。
さて、オセロです。
ショートでもシリーズものでもない完全読みきり作品って結構久しぶりじゃないですか? 表紙に見開きとか贅沢だぜ。
あらすじを物凄く掻い摘むと、男の子と女の子が32ページに渡って中二病トークを繰り広げる話です。
ただ主人公二人の言い分が突き抜けちゃってて、読んでてイライラする感じは全くなし。読後感さわやか、とまで言えませんがなんとなく清清しい気持ちになりました。
意外と今までありそうでなかった雰囲気の話で、よかったです。30年も漫画描いてて、まだ新しい引き出しがあるんだなぁ…。すごいっ。
ラストで女の子が言っているように、この話には3通りの解釈があるんですよね。
1.この世界は黒木初の夢である。
2.この世界は白石了の夢である。
3.主人公二人は唯の思い込みの激しい人間で、この世界は唯の現実である。
初読でどう思うかで、心理テストとか出来そうですね(笑)
しかもどれを選んでも結局は同じことだという。1~3の設定を脳内で切り替えながら何度も読んでるとちょっと楽しくなってきます。
この雑誌を定期購読している人は、ほとんどが一回しか読まないんだろうなぁ…と思うとちょっと残念です。
「読んでるうちに段々ヒロインがかわいく思えてくる」といういつもの葉介マジックも採用されているというのに。
女の子の飛び降りのシーンがいいですね。
冒頭、説明、ラストで都合3回飛び降りているわけですが、あの「バッ」というか「ぶわっ」みたいなのがいいです。パンチラ? なにそれおいしいの? みたいな。というか、女の子が飛び降りてんのにパンチラとか要求すんなと。しかし雑誌的には此処でパンチラだろうと私の中の何かがせめぎ合う。
ラストの「そして黒木初は飛び降りを繰り返している。」がなんか好きです。もののけ草紙の「僕には彼女が美しい獣に視えた」に似た手触りと言うか。うまく理屈はつけられないけど、私は葉介先生のこういう言い回しが好きみたいです。
あと振り返る一瞬前の祖母(仮)の表情がガチで怖すぎる。
<オマケ>
途中「猿の手」の引用があるわけですが、この感想書く直前に試しにWikiで検索してみたら関連項目のところに「オセロ~白と黒~」が。仕事の速い職人がいる!
ちなみに関連項目に冒険活劇はありませんでした(笑)まぁあっちは本当に小ネタだから。
女の子の夢の話だっては思ったんですが。ええ多分。アホーですからここまで。制服が重いです黒いから。黒セーラーなんて着てる高校生居るんかな?・・・暑苦しいなんて思うのは私だけかしら?
鈴木さんは(墨色惑星の管理人さん)「セカイ系」の作品だって仰ってましたけど・・・
一種のSFなんでしょうかね?回帰篇はゆっくり購入なさってください。今度何時高橋先生に会えるか解からないから。いや本当。
オセロ、ファンの間でも好き嫌い分かれそうだな~とは思いました。読み切りというページ数の都合上結論丸投げ、みたいなとこもあるから、いつか単行本に収録されたらじっくり読み返したいです。
私はむしろ男の子の夢かな~と思いました。そうなると、女の子は彼の思考に相槌を打つための影? とか…色々考えるのが楽しいです。
実は「セカイ系」ってのは、漠然と理解してはいるもののいまだにピンとこないんですよ。結局エヴァもちゃんと見てないし。
個人的な意見としては、私はセーラー服を着たことが無いので(ずっとブレザーでした)セーラーには永遠のロマン! みたいな期待感があります。とくにこういうちょっとレトロな雰囲気の世界観との組み合わせは堪りませんw
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座右の銘は
「マイナージャンルが好きなんじゃない! 好きになるのがたまたまいつもマイナーなだけなんだ!」